
「正しいスキンケアの選び方が分からない」「正しいスキンケアの順番が分からない」「何をすれば肌トラブルが治るのか分からない」
など、スキンケアに関してや乾燥・毛穴・しみなどの肌トラブルについてお困りの方は多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、スキンケアについての基礎知識が学べます。乾燥・毛穴・しみなどの肌トラブル全般の解決方法についても解説しています。
この記事を書いている人:@ぴん
元大手化粧品会社美容部員 / 肌に関しての知識・商品知識を学び、多くの顧客の肌トラブルを改善に導く。
目次
スキンケアの必要性

スキンケアは、肌の健康を維持するため、また乾燥や肌トラブルを防ぐために必要です。
私たちの肌は普段、以下の様々な要因から常に負担がかかっています。
- 乾燥
- 紫外線
- 摩擦
- 化粧品の刺激など
こういった外的要因から肌を守り、正常な皮膚を保つためにスキンケアは欠かせません。
スキンケアの正しい順番
⬜︎朝の正しいスキンケアの順番
朝は、洗顔から行いましょう。
洗顔→拭き取り化粧水→導入化粧水(導入美容液)→化粧水→パック→美容液→乳液→クリーム→日焼け止め
※メーカーや種類によって使用する順番が異なる場合もあります。
※パックは、美容液の後に使用するタイプのものもあります。
・基本的なアイテムは、化粧水と乳液です。
その他のアイテムは、肌状態・肌悩み別に追加をするといいでしょう。
・朝にアイクリームを使用すると、アイクリームに含まれる油分からメイク崩れをする可能性があります。
(メイク崩れが気にならない方は、朝にアイクリームを使用しても大丈夫です。)
⚠️外出をしない日でも、窓から紫外線は入ってきているので、日焼け止めは必ず使用しましょう!
⬜︎夜の正しいスキンケアの順番
夜は、クレンジングから行いましょう。
クレンジング→洗顔→拭き取り化粧水→導入化粧水(導入美容液)→化粧水→パック→美容液→乳液→クリーム→アイクリーム
※メーカーや種類によって使用する順番が異なる場合もあります。
※パックは、美容液の後に使用するタイプのものもあります。
・基本的なアイテムは、クレンジングと洗顔、化粧水と乳液です。
・その他のアイテムは、肌状態・肌悩み別に追加をするといいでしょう。
朝のスキンケアとの違いについては、以下です。
・日焼け止めもしくはメイクをしているため、夜はクレンジングを使用する必要がある
・夜はメイクをせず、化粧崩れの心配がないためアイクリームを使用することができる
⚠️メイクをしていない日でも、日焼け止めを使用している場合はクレンジングも必ずしましょう!
(日焼け止めには、油分や日焼け止め特有の成分が含まれており、洗顔だけではしっかり落とすことができません。)
⬜︎使用する順番に迷った時は
メーカーや種類によっても、正しいスキンケアの順番は異なります。
使用する順番に迷った時は、以下の方法で確認しましょう。
- 箱や商品の裏面に使用方法の記載がないか確認する
- 公式サイトに正しい使用方法が掲載されていないか確認する
- メーカーに問い合わせる
美容部員(美容販売員)のいる店舗などで商品を購入している場合は、購入する際に直接聞いておくのが確実ですね。
スキンケアの正しい選び方(肌悩みを解決し美肌へ導く方法)

スキンケアの正しい選び方は、肌質や肌トラブル・なりたい理想の肌に応じて必要なアイテムを選ぶ必要があります。
⬜︎肌質に合ったスキンケアの選び方
肌質には、主に以下のタイプに別れます。
- 乾燥肌
- 敏感肌
- 混合肌
- 脂性肌
肌トラブル別に、正しいスキンケアの方法と選び方を解説していきます。
○乾燥肌
乾燥肌の特徴
乾燥肌は、水分も油分も少なく、肌の潤いがなくなっている状態のことです。
特に頬や目元、口周りが乾燥しやすくなっています。
乾燥肌におすすめなスキンケア
- 保湿力の高い成分が入ったアイテムを選ぶ(セラミド・スクワラン・アミノ酸・コラーゲンなど)
- クレンジングは潤いを残してくれる、ジェルタイプ・クリームタイプ・ミルクタイプの中から選ぶ
- コットンバックやフェイスパックを定期的に行い、肌に与える水分量を増やす
- クリームやアイクリームなど、スキンケアの保湿の工程を増やして乾燥を防ぐなど
乾燥肌に良くないこと
- 肌のうるおいを奪いやすいオイルタイプのクレンジングを使う
- 化粧水や乳液をつける量が少ない
- 乾燥しやすい洗顔後や入浴の後に、すぐにスキンケアをしないなど


○敏感肌
敏感肌の特徴
敏感肌は、肌のうるおいバリアが低下して肌トラブルが起きやすい状態のことです。
季節の変わり目や摩擦、紫外線などにも敏感に反応し、ヒリヒリ感やチクチク感も感じます。
敏感肌におすすめなスキンケア
- 低刺激かつ、保湿力のあるアイテムを選ぶ
- クレンジングは潤いを残してくれる、ジェルタイプ・クリームタイプ・ミルクタイプの中から選ぶ
- クレンジングや洗顔、スキンケアの際に肌を強く擦らないなど
敏感肌に良くないこと
- 肌を擦るマッサージ
- 拭き取りタイプのクレンジングシートを使用する
- 熱湯で洗顔するなど
○混合肌
混合肌の特徴
混合肌は、水分が少なく油分が多い状態のことです。
額や鼻は油分が多く、頬は乾燥している状態が多いです。
混合肌におすすめなスキンケア
- クレンジングはパーツごとに使い分ける(油っぽい部分はオイルタイプ、乾燥する部分はジェルタイプやミルクタイプなど)
- 洗顔は油っぽい部分から先に泡をつけ洗い、乾燥する部分は最後にさらっと泡を広げる
- 乾燥する部分に、コットンパックをするなど
混合肌に良くないこと
- 乾燥する部分にも油っぽい部分にも、同じスキンケアをする
- さっぱりとしたスキンケアばかり使う(もしくは油分の多いスキンケアばかり使う)
- クレンジングや洗顔で肌を洗いすぎるなど
○脂性肌
脂性肌の特徴
脂性肌は、油分が多くベタつきやすい肌の状態のことです。
皮脂が過剰分泌されることで毛穴も目立ちやすく、肌トラブルも起こりやすいです。
脂性肌におすすめなスキンケア
- さっぱりと落としてくれるオイルクレンジングを使う
- ベタつきの少ないさっぱりとしたスキンケアで保湿をする
- 油分の多いクリームは避け、乳液で保湿をするなど
脂性肌に良くないこと
- 洗浄力の弱いミルクタイプやクリームタイプのクレンジングを使う
- 油分の多いスキンケアアイテムを使う
- 油っぽいからといって化粧水しか使わないなど
⬜︎肌トラブル別のスキンケアの選び方

肌トラブルや肌悩みには、主に以下が挙げられます。
- ニキビ・吹き出物
- しみ・くすみ
- しわ・たるみ
- 毛穴の開きや黒ずみ
肌トラブルや肌悩みに合わせて、正しいスキンケアのご紹介をしていきます。
○ニキビ・吹き出物
ニキビ・吹き出物が起こる原因
ニキビや吹き出物ができる原因は、外的要因と内的要因があります。
(外的要因:スキンケアや摩擦などの刺激 内的要因:ストレスや食生活など)
肌は乾燥しすぎると皮脂が過剰分泌されます。その皮脂と厚くなった角質により毛穴が詰まり、ニキビが発生します。
ニキビケアにおすすめなスキンケア
- 毛穴に詰まった汚れを落としてくれる洗顔を使う(スクラブ洗顔など)
- 化粧水でコットンパックをし、肌の水分量をあげターンオーバーを促す
- 油分の多いクリームではなく、乳液やゲルなど油分の軽いものを使うなど
ニキビ・吹き出物に良くないこと
- ニキビを潰す
- クレンジングの際に乳化をしていない
- 過剰に洗顔をするなど
○しみ・くすみ
しみ・くすみが起こる原因
しみ・くすみができる原因は、紫外線などにより肌にメラニン色素が過剰に蓄積することで発生します。
しみの種類も様々ですが、どれも紫外線に当たることで悪化します。
しみ・くすみにおすすめなスキンケア
- 毎日必ず日焼け止めを使用する
- 美白有効成分の入ったスキンケアを使う
- 化粧水でコットンパックをし、肌の水分量をあげターンオーバーを促すなど
しみ・くすみに良くないこと
- 日焼け止めを塗らない日がある
- 日焼けをした日に、徹底的に保湿をしない
- 肌に摩擦を与えるなど
○しわ・たるみ
しわ・たるみが起こる原因
しわ・たるみができる原因は、加齢や紫外線、コラーゲンやエラスチンなどの減少によって発生します。
また乾燥によってできたちりめんじわを放置することで、しわとして定着します。
しわ・たるみにおすすめなスキンケア
- しわ改善成分の入ったスキンケアを使う(レチノール・ナイアシンアミド・ニールワン)
- 目元美容液やアイクリームを使う
- 乾燥してしわのできやすい場所に、化粧水でコットンパックをするなど
しわ・たるみに良くないこと
- マッサージなどで摩擦を与える
- アイクリームを力の入る中指で塗りこんでいる
- 化粧水をつける量が足りておらず、肌の水分量が少ないなど


○毛穴の開き・黒ずみ
毛穴の開きや黒ずみが起こる原因
毛穴の開きが起こる原因は、毛穴の中に皮脂が蓄積され、毛穴を押し上げることによって毛穴が開きます。
黒ずみは、毛穴に詰まった皮脂が空気と触れて酸化することで発生します。
毛穴の開きや黒ずみにおすすめなスキンケア
- 角栓ケアのできるアイテムを使う
- 化粧水の量を増やし水分量を上げ、皮脂の過剰分泌を防ぐ
- 拭き取り化粧水を使うなど
毛穴の開きや黒ずみに良くないこと
- クレンジングや洗顔を過剰にする
- 油分の多いスキンケアを使う
- 毛穴パックを使った後に適切なスキンケアをしていないなど
まとめ
皆さんは、正しいスキンケアができていましたか?
肌状態や肌悩みに合わせて、適切にスキンケアをすることで改善に導いてくれます。
もしこの記事を読んでも解決しなかった場合は、お問い合わせフォームにご相談ください。
(必ずしもお返事ができるわけではございませんので、予めご了承ください。)

